持福院 釈迦如来坐像(市指定有形文化財)
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種類:彫刻 指定年月日:平成3年12月16日 所在地:行方市手賀2631-1 持福院(じふくいん)
本像は、天台宗雄喜山神宮寺持福院の本尊で、像高70.7センチメートル。ヒノキ材、寄木造りで、ほぼ等身に近い如来坐像です。頭髪部を除いて漆箔を施し、玉眼を入れています。 この体の作り方や着衣の形は、鎌倉彫刻の特色を示しており、技法的にも頭・胸部と衣部を襟によって分離する構造上の特色も、このころから行なわれているものです。 この像の、近くを凝視するようなやや沈んだ感じの面貌や広い額に頬の張った端正な顔立ち、変化をつけた衣紋の表現などは鎌倉時代末期から南北朝時代の作品に通ずるものであり、本像の制作年代は13世紀末から14世紀前半のころと推定されます。
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