西蓮寺 常行三昧会(市指定無形民俗文化財)
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種類:無形民俗文化財 指定年月日:平成13年3月30日 所在地:行方市西蓮寺504 西蓮寺
西蓮寺は、延暦元年(782年)に桓武天皇の勅願により最澄の弟子であった最仙上人が創建したと伝えられます。
西蓮寺の伝統行事である常行三昧会は、寛治年間(1087~94)に地元の長者が比叡山より移したものとされます。この長者伝説は各地に残る八幡太郎義家伝説に酷似しています。奥州征伐の折、豪勢に振舞ってくれた唐ヶ崎長者の力を恐れた義家が長者を滅ぼし、生き残った長者の娘が一家の供養のためにこの法要を始めたのが起こりとされています。 西蓮寺の末寺、門徒寺の僧侶が常行堂に集まり、9月24日~30日の7日7夜にわたって堂内を廻りながら独特の節回しで立行誦経する大法要です。 初日、中日、末日には、境内で学頭寺の名残を彷彿させる、雅な籠(かご)行列がみられます。また、「常陸高野」と呼ばれるように、この法要は「仏立て」と言われ、宗旨の別なく近郷近在はもとより遠隔地から新仏の供養に参詣人が訪れます。そして、この期間には現在も市が開かれ賑わいを見せています。
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