小澤英明さんの「帰省メシ」~社会人編~
小澤英明さんのプロフィール
1974年3月17日生まれ
千葉県佐倉市在住
元プロサッカー選手(ゴールキーパー)、サッカー指導者
津澄小学校、北浦中学校、水戸短大付属高等学校(現水戸啓明高等学校)卒業。
テレビアニメ『キャプテン翼』(作中のキャラクターであるゴールキーパーの若林源三にとくに憧れる)を見たことをきっかけに、6歳のときに小学校でサッカーをはじめる。1992 年、鹿島アントラーズに入団。その後、横浜F・マリノス、セレッソ大阪、FC 東京、鹿島アントラーズ、アルビレックス新潟と移籍。2010 年には、パラグアイのスポルティボ・ルケーニョと契約を交し、子供の頃からの夢だった海外でのプレーを実現。現在、オフィスコアンガ代表として、スポーツアカデミーの運営や講演活動などを行っている。
帰省スタイル
【帰省先】
繁昌
【帰省時期(帰省回数/滞在日数)】
休みがとれた日(年に1~2回/3日間)
【帰省ルート】
自動車で、東関東自動車道を利用(佐倉ICから潮来IC)
およその費用=1,500円
かかる時間=2~3時間
行方市に帰ってきたな、と感じる景色…北浦湖畔
「北浦湖畔を車で走っていると帰省したことを実感します」
行方市で好きな場所は…北浦幼稚園(旧津澄小学校)
1963年4月に、北浦村繁昌に発足した津澄小学校は2016年3月に閉校。現在は北浦幼稚園。
小澤さんがたのしみにしている「帰省メシ」は?
「母のおにぎりです」
おにぎり
握りこぶしサイズのまんまるのおにぎりです。
ご飯はふわっと握ってあり、全体が海苔で包まれています。
梅干し、鰹節、たらこ、しらす、などなど、そのときどきで中の具が変わるのもたのしみの一つでした。ちなみに、梅干しは昔ながらのすっぱいのが入っていることが多いです。とくに好きな具は、焼き鮭。
小澤さんの子供さんたちが、この帰省でたのしみにしている食べ物は、干し芋と旬の果物(柿やキウイなど)
interview
―――おにぎりは、帰省に向けて事前にリクエストしたりするのですか?
いいえ。リクエストしなくても、母はいつも「とりあえず、作っておいたから」と言って、作っておいてくれます。
帰省から戻るときにも、持たせてくれます。
――いいですね! 何個くらい持たせてくれるのですか?
8個くらいですね。家族が4人なので、ひとり2個ずつのイメージがあるのだと思います。だいたい車の中で食べるのですが、ひとつひとつラップに包んであって、食べやすいです。
―――小澤さんはきっと、そのお母様のおにぎりを小さいころから召し上がって育ったのでしょうね。その膨大な数のおにぎりが、小澤さんの立派な体格をつくり、そして支えてきた面があるんだろうなあ、って想像します。
たしかに、母のおにぎりを、幼少期の朝食にはじまり、学校やサッカーの練習時、午後のおやつ、夜食などなど、日常のなかでいつも食べていた記憶があります。
―――お母様作のおにぎりは、まんまるの握りこぶし大なのですよね。そのおにぎりをお母様は、小澤さんの成長とともに少しずつ大きくしたのでしょうね。アスリートは食べることもトレーニングの一つだと聞きます。小澤さんがサッカーをされるようになってから、お母様はそういうことも意識しながらおにぎりを握ったのではないでしょうか。
そうですね。そうかもしれません。
―――子供さんらにサッカーの指導をする際に、食についてアドバイスすることもありますか?
はい。代表を務めているスポーツアカデミー(アルケーロス・ライズ)では、サッカーの専門技術の習得や体力向上にも力を入れていますが、育成年代のプレーヤーたちにとって必要なメンタル&ボディメンテナンスについても重要なポイントと捉えてサポートを行っています。
その中でも「食」にかんしては、食学を意識した独自のメソッドを用いて指導を行っています。
たとえばーー。疲れた身体を回復させたいときに必要な三つの栄養素が、水分(糖質)・ビタミン(果糖)・タンパク質(植物性)です。これらをバランスよく、そしてよいタイミングで補給することで自然治癒力の向上につながることを、伝えています。
―――プレーされていた南米パラグアイについても伺いたいのですが、パラグアイでのお米料理にはどんなものがあるのでしょうか。パエリアとか?
パラグアイでは、お米は主食というよりデザードとして食することが多いです。ライス入りヨーグルトとか。
―――小澤さんがお好きだったパラグアイの料理は?
エンパナーダ(Empanada)です。ソウルフードです。
―――そうですか。いつか、その料理との出会いなどについて詳しく伺いたいです。はじめて耳にした料理名です。まずはどんな料理か調べてみたいとおもいます。 取材へのご協力、ありがとうございました!
調べてみるとーーー。
エンパナーダは、スペイン語で「パンで包む」という意味のようですね。
しかし、発酵させない小麦粉の生地を伸ばして具を包んでオーブンで焼くので、パンのように膨らんでいません。パラグアイの餃子と呼ばれることもあるようです。
具は鳥肉、牛肉と野菜、ハムとチーズなどバリエーションがあるようで、おいしそうです!
赤坂に東京都内唯一のパラグアイ料理専門店「レストラン アミーゴ」があるようです。いつか訪ねてみたいです。
エンパナーダ
「レストラン アミーゴ」のエンパナーダ
小澤さんと実家をつなぐお土産
小澤さんから実家へ
お菓子と日用品
「母が菓子が好きなので、お菓子をひと箱程度持って帰ります。高齢なので、カステラやおまんじゅうなどのやわらかいものを選びます。
それと、洗剤やティッシュなど買い置きをしておくと便利なものも」
実家から小澤さんへ
お米
「お米は毎日食べるものなので助かります」
旬の野菜
「お土産に持たせてくれる旬の野菜は、どれも新鮮なものばかりで、なるべく素材の味を生かしたものを作ろうと心がけています。どんな料理にするか、写真の下に記します」
●夏季
「サラダにしています」
●秋季
「栗ご飯にすることが多いです」
●冬季
「サラダや各種鍋料理に使うことが多いです」
●春季
「ロールキャベツや肉じゃがに使います」
取材を終えて
小澤さんは、独身時代に会社の寮に入っていたそうです。長期の連休明けには、それぞれが帰省先の実家からお土産を手に帰ってくるので、その日の夕飯時には食堂のテーブルに、全国の特産品が並ぶことがあったそうです。福岡の明太子、岩手のじゃじゃ麺、北海道のいくら、大阪の一口餃子、香川の讃岐うどんもなどなどが並んだとか。みんなでにぎやかに食事している様子が目に浮かぶようです。
私も看護学校の寮生だったころ、長期連休明けには、それぞれが帰省先から持たされたお土産がありました。そのなかでも私がたのしみだったのは、新潟に実家があるクラスメイトが必ず持たされる笹だんごです。彼女が寮に戻ったのを察知すると、笹だんごほしさに、数人が吸い寄せられるように彼女の部屋を訪ねたものでした。福岡に実家があるクラスメイトには、オキュートという食べ物をおしえてもらいました。
ところで、ソウルフードの定番メニューのひとつに「キャットフィッシュフライ」と呼ばれているナマズのフライがあるようです。なめパックンなどでナマズを味わうことができる行方市と南米にご縁を感じました。 (小林)
編集協力
【現在住地】
【interview内おすすめ店】
【小澤英明さん関係】
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