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 平成17年9月、麻生町、北浦町、玉造町の三町が一つになり「行方市」が誕生しました。茨城県の南東部、霞ヶ浦と北浦に接した行方台地がほぼ行方市域となります。

 行方市の基幹産業は農業です。湖に面した平地と河川が創り出した谷津田は米、セリ、レンコンなどが栽培されています。台地の畑地ではさつまいも、エシャレット、みつば、みず菜などがつくられています。豊かな水と大地に恵まれた行方市ではこれまで多彩な農業が営まれてきました。町から市となり地域社会も拡がりをもちましたが、土に働きかけ果実を得る農業は地域性が端的に表れる産業でもあります。

 

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▲ワークショップのようす

 このため、ここであらためて、これからの行方市の農業の方向性を見つめ直し、将来の指針となる「思い」を農業に携わる人々が自ら創り出すこととなりました。農業、地域、夢など様々な思いを将来にむけ表現するもの、それが「なめがた水・菜宣言」となります。

 宣言は現在20名の皆さんでいくつかのワークショップを行いながら作成しました。宣言には「自然」「歴史」「暮らし」「野菜」などを背景に今後の行方農業の指針がつづられています。

この宣言を基本指針として今後の行方農業の振興を図っていきます。