水道水の濁りの原因と対応について
水道水の濁りの原因について
水道工事による断水や火災により消火栓を使用した場合、水道管内の水が流れる速さや方向が変わるため、
水道管に長年蓄積されたサビた鉄分等がはく離して赤または茶色の濁り水（以下「赤水」といいます。）となり、
皆様のご家庭の蛇口から出る場合があります。
また、流れている水の圧力が急激に変化することにより、水に溶け込んだ空気が気泡となり、白く濁って見えることがあります。
水道課では、赤水が発生した際は、道路内にある排水設備等から濁った水を強制的に排出し、きれいにしています。
もし、皆様のご家庭の蛇口から赤水が出た場合は、以下の対応によるご協力をお願いいたします。
赤水が出たとき
●原因
道路内の水道本管で発生した赤水は、排水設備等から強制的に排出しますが、一部が皆様のご家庭の給水管に
流入し、蛇口から赤水が出る場合があります。
●安全性
赤水の原因は鉄分であり、鉄分は人体にとって必要な成分、鉄分を含んだ水道水を飲んでも人体への吸収率は低く、
大部分がそのまま体外へ排出されます。赤水による健康被害などの心配はありませんが、洗濯時には衣類が
変色することがあります。
●対応
コップ等に水道水を入れて赤みがあるときは、飲用や洗濯は控えてください。
対応として、しばらく赤く濁った水を蛇口から流して、無色透明なことを確認してから飲用してください。
白い水（白濁）が出たとき
●原因
水道工事などにより、管内を流れている水の圧力が急激に変化すると、水に溶け込んだ空気が気泡となるため、
白く濁って見えることがあります、また、給湯器の中で水が急激に加熱されると、水に溶け込んでいた空気が
飽和して小さな気泡となって現れ、お湯が白く濁って見える場合があります。
●安全性
いずれの場合も水に溶け込んだ空気（窒素、酸素、二酸化炭素等）であるため、飲用しても健康に影響ありません。
●対応
無害であり、自然に消滅するため、対応の必要はありません。
水道水から臭いがしたとき
●原因
水道水は、コレラや赤痢などの最近やO-157のような病原性大腸菌を死滅させる効果がある塩素（次亜塩素酸ナトリウム）で
消毒しています。そのため、水道水は塩素の臭いがします。なお、塩素の注入は、必要最低限にしています。
●対応
塩素の臭いが気になる場合は、煮沸や汲み置き、冷やすことにより、臭いを軽減または解消することができます。
ただし、この場合は消毒効果が無くなりますので早めに使用してください。
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- 2025年5月30日
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