萬福寺 金剛力士 阿形 吽形(市指定有形文化財)
種類:彫刻 指定年月日:平成23年5月26日 所在地:行方市羽生745 萬福寺
県の指定文化財である萬福寺の仁王門に納めた二躯の仁王像は、上半身裸形で筋骨隆々とし、怒りの表情を顕わにした阿形(あぎょう)像と怒りを内に秘めた表情の吽形(うんぎょう)像です。本尊守護の役として仏敵が入り込まないよう両眼を見開き、片足を踏み出して台座に立っている姿は、大変迫力があります。二躯とも、三山髻(さんざんけい)を結い、髻紐を結んでいます。ヒノキ材、寄木造り、目は玉眼、錆漆下地で肉親部は朱漆塗り仕上げ、裳裾(もすそ)は色彩仕上げとなっています。
平成20年9月から平成22年9月までの修理により、吽形像左腕取り付け接合面に墨書銘が見られ、江戸時代中期、享保8年(1723年)の造像が確認されました。同時に、左腕の再興銘により明和3年(1766年)に再興されたことが判明しています。仏師名(大仏師□慶□)と造像年が確認できた貴重な仏像です。
阿形本体 総高 2.7メートル 像高 2.42メートル 面幅 21.7センチメートル 面奥 29.7センチメートル
吽形本体 総高 2.7メートル 像高 2.5メートル 面幅 22.8センチメートル 面奥 34.5センチメートル
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