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行方市教育委員会

三昧塚古墳(市指定史跡)

三昧塚古墳(航空写真)

種類:史跡

指定年月日:平成2823

所在地:行方市沖洲467-1

 

 霞ヶ浦沿岸の沖積低地に築かれた前方後円墳で、全長85メートル、前方部幅40メートル、高さ6メートル、後円部径48メートル、高さ8メートルの規模を有しています。

 昭和30年、築堤用の土砂採取工事により、古墳の一部が壊されたことをきっかけとして緊急の発掘調査が実施されました。墳丘には円筒埴輪が三重にめぐり、後円部の中心には、墳頂下2.7メートルに箱式石棺が置かれ、伸展葬の形で遺骸が埋葬されていました。副葬品としては、金銅製馬形飾付冠(こんどうせいうまがたかざりつきかんむり)・金銅製垂飾付耳飾(こんどうせいたれかざりつきみみかざり)・変形四神四獣鏡(へんけいししんしじゅうきょう)等があり、ほかにも玉類・剣・短甲・鉄鏃・円筒埴輪・形象埴輪(人物・動物)などの遺物も確認されています。

この古墳の成立は、5世紀後半と考えられ、行方市の代表的かつ当時の古墳文化を考察する上で重要な遺跡となっています。

 

 

金銅製馬形飾付冠(茨城県立歴史館蔵)→  三昧塚冠

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