西蓮寺 相輪橖 (国指定重要文化財)
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種類:建造物 指定年月日:昭和25年8月29日 所在地:行方市西蓮寺504 西蓮寺
この相輪橖は、弘安の役の戦勝を記念して弘安10年(1287年)に西蓮寺中興の慶弁阿闍梨(あじゃり)が建てたものと伝えられています。 高さは9.16mで、木の心柱に銅板鍛造の筒を10個かぶせてつないでおり、また、つなぎ目には幅7.6cmの帯輪を巻いており、全体では錫杖形(しゃくじょうがた)をしています。 橖は西に面し基壇、橖身(とうしん)、頭部の3つに分けられ、基壇は、石造りで三段に積まれています。また、橖身は円柱になっており、それを包む銅板には寄進者名等を刻んでいます。そして、頭部は五輪塔形で、宝珠(ほうじゅ)に火焔(かえん)を付けており、それを取り巻く太い大輪及び大輪に懸かる12個の小輪からなります。また、大輪には卍が飾られています。 相輪橖は天台宗の象徴とされ、比叡山延暦寺と日光輪王寺のものとならび貴重なものです。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2020年8月13日
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