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常福寺 随身立像(市指定有形文化財)

常福寺 随身立像(市指定有形文化財)

常福寺随身立像

種類:彫刻

指定年月日:平成31216

所在地:水戸市緑町2-1-15 茨城県立歴史館(寄託)

 

 随身立像が見つかったのは行方市沖洲の常福寺。同寺は明治時代に無住となり、それより前から本堂も失われたままの状態でした。現在は観音堂や毘沙門堂などがあり、境内に建てられた集落センター内に随身立像は保管されていたとのことです。

 

 二像とも帽冠をかぶり、瞋目(しんもく・怒った目)で口を閉じ、狩衣(かりぎぬ・公家の普段着)に奴袴(ぬばかま・裾を紐で指し貫いて絞れるようにした袴。指貫)をつけ、靴を履いています。二像ともヒノキ材の一木造。彫眼。胡粉下地彩色ですが現状彩色は後補と思われます。

向かって右の像は、像高32.1センチメートル。やや右斜め下方を向き、左手は前方に向け、右手は腹前で掌を上にして五指を開き、右足を斜め前方に踏み出して立っています。

向かって左の像は、像高32.4センチメートル。やや左斜め上方を向き、左手は屈臂(くっぴ)し、掌を内側に向けて五指を開き、右手は下方に張って持ち物を執り、左足を斜め前方に踏み出して立っています。

 神像の一般の常として素朴な作風を示していますが、造形は的確であり、豊かな体や大きく豊かな肉付けをした手足、狩衣と奴袴の簡潔な彫刻法などに平安時代末頃の特色が認められます。しかし、瞋目、閉口の面相には、両眼や唇の表現などに写実味を増しており、制作年代は鎌倉時代に入るかと考えられます。

 小像ながら遺例の少ない随身像として貴重な文化財です。現在は、茨城県立歴史館に寄託されています。

 

随身とは・・・平安時代、公家の貴人が外出する際、身辺警護のために従った近衛府の官人。

 

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  • 【最終更新日】2013年11月11日
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