4月28日 福島県楢葉町被災地支援-つながる絆 希望の絆 行方の力-
行方市とは全国山百合サミットの仲間として深いつながりのある福島県楢葉(ならは)町。
東京電力福島第一原発から半径20km圏内位置する同町は、「警戒区域」に設定され、町民は避難を余儀なくされました。
町では住民に集団避難を呼びかけ、爆発事故の2日後には、5,768人の町民が、着の身着のまま、いわき市に一時避難をしました。その後は、災害支援協定を結んでいる会津美里町の避難所に移動した方、知り合いなどを頼って県外へ避難された方など、離ればなれの生活を強いられています。
役場機能も寸断され、会津美里町本郷庁舎に町災害対策本部を移し、いわき明星大学内に設けた出張所とともに住民の相談に応じています。
避難生活も長期間にわたり、町民の皆さんの疲労も極限状態となっています。約120人の職員は、避難所生活をしながら災害対策にあたり、体調を崩す方も出ています。
このような楢葉町の深刻な状況を知り、行方市では、一日も早い避難生活の解消と復興を願い、生活物資を贈ることを決め、4月28日、市観光協会や市商工会青年部がいわき市と会津美里町を訪れ、伊藤市長のメッセージのほか、行方産のいちご50箱と、スポーツタオル300本(絆タオル)を楢葉町に提供しました。
避難所に指定された、いわき市「中央台南小学校」に絆タオルなどを、直接手渡しました。
津波が押し寄せた瞬間を楢葉町職員から伺いました。
伊藤市長のメッセージのほか、行方産のいちご50箱と、スポーツタオル300本(絆タオル)を鈴木伸一楢葉町副町長に手渡しました。
鈴木副町長から楢葉町の被災状況の説明を受け、市からは被災者職業支援の案内を行いました。
鈴木副町長は、行方市民へ感謝の意を述べるとともに、見通しの経たない現状への不満と、原発事故の早期収束を訴えていました。
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- 2011年5月24日
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