医療は市民の安心安全な生活に欠かせない分野です。
このために地域医療については、市の最重要課題として取り組んできました。これまでの経過と取り組みをお知らせします。
当市を含む鹿行地域は全国的にも医師不足があり、とりわけ当市の医療状況は、深刻な状況です。このため、地域医療の核となる土浦協同病院なめがた地域医療センター(以下「医療センター」)を中心に課題対応に取り組んできました。
背景には、「医師の働き方改革による人材確保」と「物価高騰への対応」で医療機関の負担増があります。
2016年より
・地域医療構想調整会議(県主催)を随時開催
2019年
・3月 医療センターの規模縮小方針を公表(入院病床数の減少、休日夜間救急の中止)
・3月 地元代議士を始め鹿行5市長との協議(医療体制維持のための支援などについて)
鹿行5市長名で「茨城県厚生農業協同組合連合会(以下「厚生連」)」へ要望書を提出
同時に中央省庁(厚生労働省、財務省ほか)と県選出国会議員17名へ要望書を提出
・4月 医療センターが規模縮小
2019年5月から2020年11月まで
・医療センターの医療体制について「あり方検討会議」により議論。議論終結後は、行方市単独にて協議継続
2023年12月
・行方市と厚生連との「地域医療等に係る連携協力に関する協定」を締結
(現状の地域医療の確保を前提として相互協力へ)
2024年3月
・医療シンポジウムを開催
1.行方市の地域医療の現状と課題
2.地域に根差した在宅診療の現実と課題
3.行方市が目指すべき地域医療について
地域医療の現状・課題や在宅医療についてご講演をいただき、市内医療機関の医師を交えて、目指すべき地域医療についてディスカッションを行いました。
2025年3月
・医療講演会を開催
1.茨城県の医療政策について
2.鹿行地域の医療の現状と課題
3.医療を取り巻く環境の変化と持続可能な医療の提供について
地域における課題や医療機関経営の実情などをご講演いただき、厚生連からは「医療センターの撤退は考えていない」との発言もありました。
おとな救急電話相談(15歳以上)
#7119
子ども救急電話相談(15歳未満)
#8000
休日および夜間における重症患者の受け入れ態勢を確保しています。
中学生以下の急な発熱などに対する応急診療体制を確保しています。
毎日、20時から23時まで診療をしています。
市内小学生への運動器健診の実施。
市内医療機関(医療センター)への医師派遣。
令和5年12月4日に「地域医療等に係る連携協力に関する協定」を締結し、医療体制構築の協議を継続しています。
・地域医療を確保するために、厚生連との協議を継続します。
・地域医療を確保するために、市内医療機関と連携及び支援を推進します。
・休日の診療を実現するために、県との協議を継続します。